行財政改革の具体的な予算が提案されました。
これまでの行政サービスの概念を 覆すとも思える 思い切った削減予算です。
学校用務員の廃止など、教育関連の予算も 大幅な削減を余儀なくされました。
日南町は高齢化の町です。町の財政に不安を抱き、福祉、介護の充実を望むあまりに、少数の子供達の 教育の問題が後回しにされ、なおざりにされていると感じるのは 私だけでしょうか。
日南町の次の時代を背負うのは 子供達です。将来 介護保険を支えていくのも 子供達です。子供達がいなければ この町の未来はないのです。そのためにも、子育て支援や教育は より充実させなくてはならない との思いを強くしています。
私は 日南町の教育のあり方と 教科書採択について と 福祉政策について の2点について町長、教育長の所信を伺います。
まず 最初に 日南町の教育のあり方と 教科書採択についてお尋ねします。
昨年末に発表された 国際学力調査を機に、日本の子供達の学力低下が深刻な問題となり、ゆとり教育をめぐる 中山文科相の路線転換発言が 大きく取り上げられました。また、読売新聞社が実施した世論調査でも 国民の8割が子供達の学力低下を不安に感じ、ゆとり教育を評価しない人が7割超に上ることが明らかになりました。
週5日制実施とともに 総合的学習の時間の創設を柱とした ゆとり教育が導入されてからわずか3年です。
文部科学省は ゆとり教育や総合的な学習の時間の見直しを含め、小中学生・保護者・教員らを対象に 意識調査を実施すると聞きました。
日南町でも学校ごとに特色ある取り組みがなされ、ゆとり教育は自分自身を取り巻く環境を見つめ直し、ふるさとへの愛情を育み、それが生きる力に繋がっていくものと確信していましたが、実際の教育現場ではどうであったのでしょうか。日南町の子供達も学力が低下しているのでしょうか。そうだとすれば、それはゆとり教育が一因と考えていらっしゃるのでしょうか。
生きる力は基礎的な学力に支えられてこそと言う考えはもっともだとは思うのですが、
ゆとり教育を軸とするいまの学習指導要領の見直しが進み、文部科学省の方針が学力重視となれば、限られた時間数の中で生きる力を育むためと言われた総合的な学習・ふるさと教育が後退するのではと懸念されます。
文科省に置いては数年ごとに教育方針が変わっていく実情にありますが、わが町の教育方針はどう変わるのでしょうか。日南町の一貫した教育方針はないのでしょうか。
教育の根幹に関わる教科書についても伺いたいと思います。義務教育に使用される教科書はおおむね4年ごとに採択替えがおこなわれていて、今年は中学校の教科書が採択されると聞いています。
鳥取県の場合は東・中・西各地区ごとの教科用図書採択協議会がもたれ、採択事務が行われると聞きます。現在の制度は理論的には特定の権力の圧力や影響を受けないように工夫されています。 採択の調査員は非公開にされるなど、外部の働きかけを排除し客観的に審議する環境にあると言えます。
しかし、実際は非常に不透明であり複雑です。1種目ごとに4人という調査員は、ほとんどが教員と聞いていますが、そのことにも疑問を感じます。教科書は教える専門家の声を重視すべきということも解りますが、広い視野を持って選ぶことが重要です。採択協議会委員や調査員の人選は、職業や年齢が偏らないよう、民間も含めもっと広い範囲から選任すべきではないでしょうか。
また、採択事務は西部地区で行われるとしても、あくまでも採択権者は各町の教育委員会です。過去の採択において、日南町の教育委員会として、実際に教科書に目を通し、内容についてどのような審議をされているのでしょうか。
日南町の学校は日南町の子供を教育するためにあります。町の将来を担う子供を教育するためにあるのです。米子市や南部町や伯耆町を担う子供を教育するのが目的ではないのです。そのための教科書は、西部地区で決まったからということではなく、日南町の教育方針に則り、独自に採択すべきと考えますが、町長、教育長の見解をお聞かせ下さい。
つぎに福祉政策についてお尋ね致します。
4月から あかねの郷の運営を始め介護サービスのほとんどを、社会福祉法人 日南福祉会に委ねることことになり 日南町の福祉は新しい体制に入ります。
特養の民営化は、よりよい介護サービスを将来にわたって継続して、町民に提供していくためにと進められたことですが、町民の間には期待と不安に様々な風評も行き交っているようです。医療の面でも、日南病院に事業管理者を置くことになり、介護保険制度の見直しで、介護予防を重視する制度になれば、今後の行政の役割はますます重要になると考えます。
まかせっきりにしないで、今まで以上に保健・医療・福祉の連携を密にしていくことが必要だと思いますが、具体的にどのようにお考えでしょうか。
昨年、障害者の家族からも待ち望まれた小規模作業所が生山駅の喫茶コーナーとして開設されました。開店時間が短いのは残念ですが、指導員や家族の支援を受けながら、いきいきとした姿に改めて作業所の必要性を感じています。
当初から家族会からは、もっとたくさんの人が通える作業所がほしいという希望がありました。町内には作業所を望む人がまだまだおられるように聞いています。誰しも働きたい、自立したいという強い思いがあります。遠くまで出かけなくても町内に作業所があればどんなにいいでしょう。
また支援費制度がスタートしましたが、町内では希望されるサービスが充分に供給できる体制とは言えないと思います。
障害を持つ人もみんなが生きがいをもって暮らせる町を実現するために、日南町としてどう取り組んで行くお考えでしょうか。具体的な計画をお聞かせ下さい。
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